腰痛は多くの方が悩む症状です、特にまめな作業をすることが多い日本人には、典型的な職業病として認知されています。また、腰痛には女性特有の原因もあります。
まず生理の際に腰に痛みが伴う場合が多くあります。月経前緊張症とも呼ばれる症状で、ホルモンが問題となって起こると言われています。生理が始まると無くなりますが、生理のたびに起こる場合も少なくないようです。
ホルモンの分泌が乱れる原因としては、生理前に特に緊張してしまう方、危険や不安に弱い方の緊張感などが顕著なようです。生理に関する腰の痛みは日常生活での姿勢の悪さも原因となり得ます。
姿勢が悪くなると、体調も変化し、不安やストレスもたまりがちですので、しっかりと生活面からケアしていくことが大切です。そして何よりも腰痛を引き起こしやすいのが妊娠です。
腹部が重くなってくると、バランスを取ろうとするために反る姿勢をとる傾向が強くなります。またこの姿勢が原因で、腰の筋肉が硬くなり、やわらかさを失って、骨を支える力は胎児の成長と共に弱まってきてしまいます。
妊娠している時は、マタニティ用のコルセットやベルトなどをするとコルセットが筋肉の役目をにない、生活も普段どおりのペースを維持しやすくなります。
出産後にも腰の痛みがある場合、あまり無理をして動かないようにすることが大切です。赤ちゃんを抱きかかえる際にも無理をしないように、筋肉を定期的にほぐしていくことが大切です。
現代では女性も男性と同じように長時間のデスクワークでパソコンを用いたり、過度のスポーツをする方は多くなっています。女性特有の腰痛になることを避けることと平行しながら、充分にケアしていくことが大切です。
お酒を飲みすぎることも腰痛には悪影響です。食生活を改善し、体重をコントロールして、骨への負担を少しでも減らしていくようにすれば、仕事にも生活にも余裕が出てきて、ストレスのない生活を送ることができます。