長時間椅子に座ったままパソコンなどで作業をしていると、だんだんと腰の筋肉が衰えて、硬くなったり、血行が悪くなったりしますが、この状態が続くと、腰痛になってしまう確率はとても高くなります。
また腰への負担が大きい肉体労働をして腰の疲れが翌日まで残ってしまい、そのまま長い間クールダウンしないというケースでも腰痛になりやすくなります。
これらの原因になることを突然止めるということはなかなか難しいことです。仕事としてしているのであればなおさらのことですが、この場合、ストレッチなどをして筋肉を絶えずほぐしていくことで腰痛を予防することができます。
軽いストレッチでも筋肉はある程度ほぐされます。血行は良くなり、新陳代謝も高まってきます。デスクワークをしているのであれば、椅子の上にいたままでも腰を伸ばすことができます。
椅子の上に浅めに腰掛け、足を開いて背筋を伸ばします。そのまま息を深く吸い込み、その後息をゆっくりと吐きながら頭を両足の間の方向へ持っていきます。
そしてリーチしたらそのまま3つ数えてから、ゆっくりと元に戻します。この方法で、背中と腰の筋肉の伸ばすことが出来ます。
これならば場所もほとんどとりませんので、きつめのオフイス環境でも実行できる場合は多いと思います。
自宅での時間を有効に使いたいという場合は、マットレスや固めの布団などに仰向けの姿勢で実践することがお勧めです。
仰向けになったら、両手を頭の後ろで組み、右の膝を曲げてから下半身を左側へゆっくりとひねっていきます。右ひざをそのまま床につけるような感じにすると、腰痛に効果があります。
このストレッチによって腰の筋肉は伸ばされ、血行が良くなります。これらはごく基本的で単純な方法の例ですが、腰痛には有効で、その他にも様々なものがあります。
慣れてくれば、どのような方法が自分の症状に合っているのかが分かってきて、その日の具合によって自分で色々とアレンジ出来るようにもなると思います。
腰痛に一番大事なのは予防です。酷い腰痛にならないためにも出来るだけ継続して行うことが望ましいと言えます。