腰痛には鍼灸が高い効果を生む場合も多くありますが、一般に効果をもたらすのは、筋肉や骨などが原因で起こっている場合のみと考えられます。
これらの腰痛には、ヘルニア、坐骨神経痛、脊柱管狭窄症などが代表的なものとしてあります。また、これらとは逆に効果がないと言えるものは、排尿障害や感覚麻痺まで進行してしまったもの、内科的な病気によって起こったもの、などが上げられます。
鍼灸には様々な流派があるようですが、いずれも上手に施術することで高い効果を得ることができます。また、鍼師国家試験に合格しなければ、施術を施すことが出来ません。
つまり、早く言えばもぐりの鍼灸師では危険であると云えますので、国家資格の有無は施術を受ける前の重要なチェックポイントです。そして、腰痛に対する効果を一言で言えば、筋肉のバランスを取り戻すことにあります。
加齢や肉体疲労によっておこる腰痛は、筋肉のバランスが偏ってくると慢性化しがちです。この状態を改善することで、薬やその他の外科的処置よりも長い自然な治癒効果を期待することができます。
固まってしまって血流が滞り、老廃物や疲労物質が溜まっている筋肉を健康な状態に戻すことで、栄養が再分配され血行も良くなります。腰は筋肉のアンバランスが最終的に溜まりがちな部位です。
オーソドックスな針治療としては、全身の気の流れを整えて免疫力を高めることを試行します。全身の治癒力をアップさせ、腰の痛みも全身のバランスも改善させることができます。
気の流れを変えるためには、手首や足首などのツボに針を使用して施術をしますので、最初は物足りないと思う方も多いようです。
また、西洋的な方法、現代医学に基づいたものもあります。臀部や太股、腰などに特別な電気を通すという方法もあります。痺れなどもあり、インパクトの大きい方法です。