腰痛の治療にはリハビリが大事になってきます。薬物やコルセットなどで痛みを緩和させることができても、筋肉が弱って、固まったままの状態では、腰痛がいつ再発するかも分からない状態と言えます。
腰痛のリハビリは主にストレッチや体操をすることですが、その他にも腰や足を過度に冷やさないようにする、カルシウムを多く摂取する、姿勢を矯正する、などが挙げられます。
また、背筋や腹筋、太股などの筋肉を鍛えることで、腰痛治療の効果をより高めることが出来ます。
背筋を鍛える方法としては、うつ伏せに寝た状態からベルトのあたりに枕などを敷き、顎を引いてから胸を張るように持ち上げます。
上体を反らせないように注意しながら、約10回ほど行います。漠然としたような方法ですが、背筋に負荷がかかっていることを良く確かめながらするのがコツです。
アレンジしてもいいですが、意識の中で背筋が多少疲れているのがわかる範囲に抑えることが大切です。
腹筋を鍛えるためには、仰向けの状態から両方の膝を立て、顎を引いてから背中から丸めていって上体を起こします。これを一呼吸おいてまた、というように10回程度行います。
また、スクワットによって太股を鍛えることができます。これはよくレスラーの方などが行うかなり一般的な方法ですので、やりやすいと思いますが、無理をすることは禁物です。
最初は約5回、慣れてきても10回程度がよいと思います。上手く出来るようになったら、そこで投げ出さずにずっと継続させることも大切です。
筋肉の鍛錬は効果が出ると回数を減らす時期も大切ですが、リハビリについてはそれほど力を入れずに継続させていくことが基本です。
また痛みが大きい場合やコルセットをしなければ動作出来ないなどの場合は、出来るだけ安静にして、無理に体を動かさないようにすることも腰痛治療の一つです。
痛みが引いたら再開するようにして、出来るだけ継続させるように努力をしてみてください。