日本人に特に多い現代病の1つが腰痛です。腰痛は、肉体労働をされている方ばかりではなく、長時間のデスクワークをされる方にも多い症状です。
世の中には様々な腰痛解消法がありますが、筋力トレーニングやストレッチなどが主なものと考えられます。
例えばデスクワークをしていても、合間をとって簡単なストレッチが椅子の上でできます。
ストレッチは筋肉を伸ばすことで弾力性を増強させ、筋肉が固まって血行が悪くなり、疲労物質が溜まってしまうのを防ぐことができます。
腰痛がある方、または予防したい方にとっても、ストレッチはとても良い解消方法です。
ですが、椎間板ヘルニアなどではストレッチが逆効果になることが考えられますので、軽い慢性腰痛である場合を除いては、ストレッチをすべきかそうでないかを医師に相談することが大切です。
マッケンジー法と呼ばれるストレッチ体操は、腰を反らせることを主眼においた方法ですが、古来から反ることを禁忌として扱ってきた日本人にも多くの優れた改善効果をもたらしたそうですので、どのような方法が良いか確認することも大切です。
その他の解消法としてはお灸などもあります。お灸は腰部の血行を高め、筋肉をほぐして疲労物質やその他の悪い栄養素を排除することに貢献します。また冷え性にもとても効果があります。
しかし、お灸は熱を持っている場合やアルコールを飲んでいる場合には悪影響を及ぼしやすい方法ですので、使用方法には充分な注意が必要です。
腰痛は症状が軽いからといって、放っておくというのは最も良くないことです。
何かしらのアクションをしてその結果が裏目に出るよりも、疲れを出来るだけ取るように心がければいい、という方も良くいらっしゃいますが、それだけでは腰の痛みが悪化することはなくても、痛みが慢性化して、いつまでも改善しない状態になりがちです。
特に簡単なストレッチなどは常に意識しておくことで、知らないうちに効果が出てくるものです。