腰痛を持っていて、ある程度痛みが大きく、また仕事や日常生活ができるかどうか心配になることがある、というレベルの場合は、病院で検査を受ける必要があります。受診は本人が自覚しなければ実行できないことです。
出来るだけ早めに処置することが大切であることを自覚するためには、痛みの程度以外にはやはり仕事の大切さや家族への愛情を持つことですが、忙しくて行けない、というケースも多いようです。
しかし夜間診療をしているところや、休みの日でも診察しているところがあれば、進んで検査を受けに行くことが大切です。
病院に行くと、まず問診を受けます。この問診では、まず、自覚症状についての色々な質問がきますので、それぞれについて的確に、また出来るだけ早急に回答していって効率を高めることが大切です。
いつから痛みがあるのか、また痛みが大きくなる条件は、痛みの部位は、他に病気を持っていないかどうか、手術経験など、とても多くの質問に対して的確に答えることができるようにするためには、やはりそのようなデータをあらかじめ作成しておくのが便利です。
インターネットにも腰痛についての自己診断用シートなどを掲載している病院があるようです。これまでの経験から、より早い治療をするための処置と思いますので、とても有用と思います。
このような検査の後、実際に患部を触診したり、他の部位を反応テストしたりする理学所見が行われます。またこの検査と問診の結果によって、腰痛の原因、病名については約9割は判断できると言われますが、最終的にはレントゲンを撮影することが常です。
整形外科でレントゲン装置がないというところはほぼ無いと考えられますが、予めどのようなところかをチェックしておくことも大切です。レントゲンの他にはMRIと呼ばれる高度な撮影法も頻繁に使われます。MRIはより患部を詳細に見ることができ、感染症などの病気の発見にも有用です。