腰椎の椎間板ヘルニアには様々な治療方法があります。保存療法をする場合は特に多種の方法を試行する場合が多くなりますが、比較的新しく、有名になっている治療方法もいくつかあります。
ヘルニアの慢性期では特にリハビリをしてストレッチや筋肉トレーニングを取り入れる場合が多くなりますが、このリハビリでよく用いられる方法が中川式ストレッチです。中川式ストレッチは愛知県豊田市にある鞍ヶ池ヘルスケア院長である、中川卓爾先生が開発されたものです。
日本では古くから腰痛には効果が高いと言われ、認知されてからかなりの時間が経つのですが、日本だけでなくアメリカやヨーロッパなどにおいても、多くの成功例を出しています。
そのような経緯を示していることから、日本でも取り入れる治療院などが増加してきました。この結果ストレッチ法を取り入れても全く改善が見られなかった患者さんでも、中川式ストレッチによって高い効果を得ることができたという例も多いようです。
中川式ストレッチはDVDなどでも紹介されている場合が多いようですが、自宅でも気軽に取り入れることができます、つまり器具などを用いる必要がない方法です。
腰を前屈させ圧迫されている神経を広げることを主としますが、その分筋肉を緩める方向に作用させる部分が多いため、効果的にストレッチをしていくことができるようです。
ヘルニアの手術法として新しく、またよく話題になる方法がレーザー治療法です。PLDDともよばれ、レーザーによってヘルニアの中央を焼き、蒸発した内部にヘルニアが戻ることを期待する方法です。
多くは専門の治療院で施術されますが、整形外科でも取り入れているところがあります。先進医療の認定を受けているタイプですので、保険適用ができませんが、早期の復帰を望む方にとっては特に勧められる方法といえます。
日帰り手術を成立させることも可能ですが、比較的軽度のヘルニアには適用でき、重度のものになると適用外になります。