腰痛は多くの日本人が悩んでいる症状です。プロのスポーツ選手にも腰痛に悩む方が多くいらっしゃいます。例として、プロ野球の高橋由伸選手は、腰痛持ちでファンの間でも有名なようです。
高橋由伸選手の腰痛は、椎間板ヘルニアといわれたり、また脊柱間狭窄症だと言われたりしていますが、痛みが出たばかりの頃は自然治癒をしようとトレーニングやリハビリに励んでいたそうです。
しかし、経過はあまり思わしくなかったようで、結局はシーズン終了まで我慢した末に手術を決断されたそうです。また術後のリハビリも順調で、翌年にはペナントレースへ復帰されたようです。
高橋由伸選手は根っからの野球少年として有名だったようですので、やはり野球が好きだということが治療に高い効果を与えたのではないかと思います。
またこの高橋由伸選手の病気の原因は何だったのか、ということについては、人工芝であるとよく言われているようです。
高校生の時分からすでに人工芝で野球をされていたようですが、プロになってからも巨人軍で人工芝をメインとして80試合以上もプレイし続けた結果、下地がコンクリートである硬い人工芝の影響が大きかったと言われています。
コンクリートの上にやわらかい芝を敷くのですから、それほど硬くはないのでは?と思う方もいらっしゃるようですが、着地をしたり走り続けると、やはりコンクリートの影響は徐々に大きくなってきて、腰ばかりでなく膝に痛みを感じたりする選手も少なくないようです。
人工芝よりも硬いグランドはありません。高層ビルにも使用されているコンクリートよりも硬いものの上に芝を敷くことは不可能です。土を厚く敷いた球場に芝が敷かれているのとはまるで違うものであるとよく言われます。
この話を聞くと、腰痛の原因にもやはり様々であると再認識させられます。何が原因なのか何度調べてもわからないケースでは、ストレスが最も考えられるという場合が多いですが、患者さんの置かれている状況を再考する必要は高いと思われます。