腰痛がある場合、まず整形外科で検査をすることが大切です。整形外科で検査を受ければ、その病名や患者さんごとの症状がはっきりし、その後の治療方法を決定していくことも容易になってきます。
特に痛みが激しい場合や夜間痛がある場合、安静にできないほど痛み、腰痛の他にも足などにも痛みがある、という場合は整形外科での検査は必須と言えます。
整形外科に行く前にはどこの病院に行くかを検討しますが、特に始めのうちは通院の頻度が多くなる場合も多いため、出来るだけ通いやすい病院を選ぶことが大切です。
整形外科での検査は、まず問診を行って症状を明確にします。患者さん自身のそれまでの経過を明確に提示することが必要になり、出来るだけ詳細を伝えることで治療効果も上がってきます。
出来ればメモなどを作り、すぐに答えることが出来るようにしておくことが最善の方法と言えます。
その後は触診や理学所見によって背骨や姿勢を確認し、問診の内容と一致しているかどうかがチェックされます。
これらの検査の結果、ほとんどの腰痛はその原因や病名までが判断がつくようになりますが、最終的にレントゲンやMRIなどの技術を用いて判断することが常です。
検査が終われば医師から治療方法についての説明があります。ほとんどの腰痛は保存療法を適用しますが、その中にも色々な種類があります。
まずはコルセットなどの装具を装着して患部を守り、薬物を投与したり、ブロック注射をしたり、理学治療などをして痛みを軽減させていきます。
治療を進めながら、症状に変化があった場合、別の部位にも異常が出た場合は、早期に医師に相談しなければなりません。
また定期的にレントゲン等を撮って経過を見ながら、症状が良くなってきたらリハビリをするように指示されます。
リハビリは特に腰痛には大切な治療の1つです。リハビリ専門医に説明を受け、助けられながらリハビリを行っていきましょう。