腰痛は病院の検査と治療が欠かせません。慢性の疲れから来るような腰痛でも、そのまま腰の病気になってしまう恐れがありますので、出来れば早期に病院で検査を受け、レントゲンやMRIを撮影してもらって、治療方針を決定することが最も有効な治療と言えます。
しかしながら、治療を受動的に受けているばかりでは、腰痛の改善はとても鈍足なものになりがちです。出来れば自宅でもストレッチなどをして、筋肉をほぐすことを習慣つけることも大切です。
病院で指導を受ける場合もありますが、通院出来ない場合は、症状に合った方法を探さなければなりません。この場合のポイントは、痛みが出るようなものは絶対にしないようにすることです。
腰の痛みが大きくなるものを無理をして継続させれば、ほとんどの場合、腰痛は悪化すると考えられます。腰痛のストレッチは、もともとは筋肉を伸ばすためのものです。
筋肉を一定時間引っ張ったり伸ばしたりすることで、筋肉が縮む方向に働くことを利用し、筋肉をやわらかくしていくことです。このことで血行が良くなり、弾力性が保たれると、肩凝りや腰痛などにとても効果が出てきます。
ゴムのように柔らかくなった筋肉は可動域が大きくなって、どんな姿勢をとっても無理なく自然な動きとして成立させることができるようになります。
ストレッチは一般に腰を反ることをポイントにしたもの、そしてその逆に腰を前屈させることをポイントとした方法に分けることができます。反ることで痛みがある場合は前屈方向を試行し、逆の場合は反る方向へ試行します。
前者としてはウイリアムス法が有名です。また腰を反らせるタイプとしてはマッケンジー法が有名です。マッケンジー法は日本ではごく最近になって取り入れるところが増えているようですが、従来のものとは一線を画すとも言われ、多くの方が優れた効果を得ているようです。