一日の仕事が終わってから、腰痛のケアの仕方にも様々な方法がありますが、特に昔はよくお灸をすえるという方が多いものでした。
また、子供の頃によくお年寄りが縁側で、お灸をしている姿を見たものだ、という方も多いようですが、果たして腰痛に本当に効果のあるものなのか、疑問に思われる方も多いと思います。
デスクワークの合間には簡単な腰痛体操や筋力トレーニングをし、仕事が終わればシップを張ったりして、腰痛の予防をされるという方は多いですが、お灸をしているという知人はいない、と言われる方も多くいらっしゃいます。
治療効果としては、ずばり血行が良くなることです。冷え性の方にも良い治療法です。また、体が火照っている時にはあまり効果が無いというケースもありますので、トレーニングなどをされた後にする場合はあまり効果はないと思いますが、低血圧の方にも適した療法です。
お酒を飲んだ後、また風邪をひいてしまって熱がある場合、入浴後の時間や体力が落ちている場合にもされない方がいいです。
また、非常に熱いものですので、処置した後によく火傷や水疱ができてしまうという方がいらっしゃいます。この場合、しばらく期間を空け様子を見るようにしてください。
本格的にやる場合、一式道具を揃えなければなりませんが、今では簡易なものも販売されていますので、ソフトなタイプのものを試行してみて、自分の腰痛に効果があるかどうか確認する方法もあります。
すえるツボについては、例えば膝の皿の内側の端から指幅で3本程度真上にあるのが血海とよばれるツボです。初めは腰のツボよりもこのような部位にしたほうが効果が分かりやすいと思います。
また、熱くなるだけですぐに冷えてしまう、というケースもあります。この方法はコツさえ掴んでしまえば、誰にでも出来るようになる手軽な腰痛対策ですが、火傷や化膿症には充分な注意が必要です。また、子供が近寄ると火傷の恐れもありますので、注意が必要になってきます。