テレビのワイドスクランブルというニュース系の番組では、腰痛や肩こり解消法、最新がん治療法などの医療情報を紹介するコーナーを設けていて、先端技術、あるいはまた独自の医療哲学から、名医や病院までを幅広く取材して紹介されています。
このコーナーでは以前、腰痛に効果のある体操も紹介され、その1つが、マッケンジー法です。マッケンジー法とは、上体を反ることを基本とした体操法のことで、反ることで腰の痛みが大きくなってしまった方にとってはとてもとっつきづらい方法です。
やはり痛みが大きい場合には特に体操をすることは厳禁です。痛みが軽く、体操をしても影響が無いと判断された場合には効果があるといわれています。
マッケンジー法の1つとして、うつ伏せの状態になり、下半身のほうは床にそのままつけて、上半身の部分だけ腕立て伏せをするように反らせる、という方法があります。
この状態から戻し、また反る、という運動を10回ほど繰りかえすことで、腰の痛みに効果があるということです。
痛みが大きい時に反らせて、痛みが増長されたという方にとっては、慢性期に入ってからも、なかなか反ることはしずらいものですが、実は効果があるということを知って早速挑戦してみたという方も多いようですが、中にはすぐれた効果が出たケースも多いようです。
マッケンジー法は健康に関する雑誌や他のテレビ番組等でも盛んに紹介されているようですが、日本ではまだ認知度は低いようです。
しかし、アメリカやイギリス、フランスなどでは標準的な保存療法として取り入れているところが大多数のようです。
腰痛患者さんの約9割の方に効果があった、という病院も多くあり、また急性の場合にも効果があることが分かっています。
専用の器具などを準備する必要もなく、すぐに始めることが出来るため、医療用パンフレットなどに掲載している病院も多くなっています。