腰痛とは腰が痛む症状全般を言いますが、特に日本人にとってほとんどの方が経験すると言われる悩みの1つです。
世界で最も腰痛を訴える人が多いのが日本です。また、痛みを訴えてもレントゲンやMRIなどで異常が見られない場合が多くありますが、筋肉に対して過度にストレスが掛かることで起こるものは特に多く、筋肉をよくほぐすことで改善できます。
また明確な病気が原因で腰の痛みを訴える場合も多くあります。主なものとしては、急性腰痛症ぎっくり腰や腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症や変形性脊椎症、骨粗鬆症、感染性脊椎炎などです。
また腹部大動脈瘤や大動脈解離が原因である場合は特に早急な処置が必要です。急性のもので有名なものが、ぎっくり腰です。ぎっくり腰とは予期しないで起こる激しい傷みの症状で、いろいろな病気の可能性を持っています。
特に痛めやすい部位として、仙腸関節があります。仙腸関節の捻挫が原因で痛みを発症しますが、腰よりもわずかに下の臀部に痛みがある症状です。
背筋や太股、ふくらはぎにも痛みが広がる場合も多くあります。ぎっくり腰になったら無理をしないで安静にすることが大切です。
無理をしてしまうと、痛みも増長してきて、仕事や学校などを長期に休まなければならなくなる可能性もあります。
生活レベルのことができるようになるまで、出来るだけ安静にしておくことが大切です。ぎっくり腰の多くが生活の悪い姿勢が原因と言われますので、姿勢を矯正することも大事です。
主な治療法は、主に腰周りの筋肉を鍛えるための運動、コルセットなどを装着して安静を保つための装具、痛みを鎮め自然な治癒力を期待する薬物、牽引などの物理的な方法である理学、マッサージ療法などです。
また運動をして筋肉を鍛え、よくストレッチすることでほとんどの場合、防ぐことが可能です。現代人の多くが抱える悩みの1つである腰の痛みは、生活習慣を改善させるだけで容易に予防することが可能と言われています。