腰痛には主に、急性タイプと慢性タイプがありますが、原因が特定できない場合が多く、発症期間も長くなりやすいのが、慢性的な腰痛です。
痛みの度合いについては急性のもののほうが大きい場合がほとんどですが、慢性の場合は痛みが長い間持続することでストレスの障害などを引き起こす可能性も高くなります。
慢性的に痛みを引き起こしている場合、「腰痛症」とも呼ばれます。原因が特定出来ないままで重苦しい痛みがあり、動作には支障がなくても、痛みに悩まされながら行動しなければならない場合が多くなります。
また治療をして改善しても、すぐに元通りに戻ってしまって、なかなか治せなくなる場合も多いようです。
また、この状態を放っておくと、ギックリ腰などを引き起こす場合もあります。一時的にレントゲンやMRIで撮影して診て貰った後に、ヘルニアが起こってしまう場合も充分に考えられます。
腰の痛みを改善させるための治療法には様々なものがありますが、薬物投与、牽引、温熱やマッサージ、鍼灸など、様々なアプローチをしてみても効果が無いという例も多いようです。
痛みの原因を特定できなくても、筋肉の痛みや関節の痛みが原因になることがほとんどですので、腰の周囲から緊張を緩めたり、関節を含めた骨格のバランスを矯正していくことが大切です。
まわりくどい方法のようでも、また痛みが持続していて効果が無くて悩んでしまっても、これらの効果は必ず出てくると思って継続させていくことが大切です。
これらの筋肉、骨格などのバランスが正常な状態に戻れば、一時的な改善ではなく、完治させることもできます。
腰痛には筋肉のトレーニングとストレッチが欠かせません。一度正常に完治させることができても、日常生活において筋肉に衰えを発生させてしまえば、またすぐに再発してしまうのです。
姿勢を定期的にチェックしたり、特に背筋や腹筋、太股の筋肉などを鍛え、トレーニングの後は充分にストレッチすることで、腰の痛みを二度と起こらないようにすることが出来るようになるのです。