腰痛の原因として最も多いと考えられるのは、長時間のデスクワークなどの座った状態を長く続けることによる筋肉の疲労です。
腰には立っている姿勢よりも座っている姿勢を長く続けるほうが負担はより大きくなります。
また、特にパソコンなどを長時間使用していると、腰だけでなく肩や膝などにも悪い影響が出やすくなります。
デスクワークをする場合、色々な方法で腰痛に対処することができますが、どのような椅子を使用するか、というのも1つのポイントです。
まず椅子が高すぎる場合、足が完全に浮いてしまう場合などは要注意です。
椅子の上で落ちないようにするために体のバランスを腰の部位でとってしまうことが多くなるため、この負担によって腰の筋肉を歪めたり、疲労を促進させてしまいがちです。
柔らかすぎるものについても安定感が損なわれ、また体が沈む傾向が強くなると猫背にもなりがちですので、骨を歪めてしまう可能性が高いと言えます。
臀部が痛くなるほど硬すぎず、低反発性の強いもの、またかかとと親指が地面にしっかりと着いて、臀部より膝がやや高い位置にくるようなものがベストな選択と言えます。
背もたれについては、ついているもののほうが好ましいと思います。また、出来るだけ深く腰掛けることが必要です。そのためには、腰の間に腰痛クッションや円座、座布団などを敷くのも効果的です。
パソコン専用のもの、あるいはネイルサロン専用のもの、というような商品を見たことがある方も多いと思いますが、このような商品は一般のものよりもより腰部を快適にサポートすることができるタイプが多いようですので、家電の量販店などで実際にチェックしてみるというのも1つの方法です。
背もたれ部分も、座面もある程度工夫がされているようなことが、一目で分かるようなものもあります。
パソコンをする場合には、肘かけがついているものもお勧めです。横にある肘かけではなく、前方にあるようなタイプがお勧めです。